ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門
著者
原野 守弘 (著)
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ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門-原野-守弘感想
タイトルの通り、ビジネスパーソンに向けてクリエイブについてまとめられた一冊。
著者の原野守弘さんは、株式会社もりの代表で、主に広告を手掛けるクリエイティブディレクター。
原野さんの経験と様々な知見をもとに、クリエイティブのメカニズムが紐解かれていく。
それは科学的な根拠に裏付けされた解釈であり、非常に説得力に富んで興味深い内容となっている。
ポイント
人は感情で動く
サイモン・シネックは、優れた情報発信の仕方をゴールデンサークルを用いて説明する。
外側からWhat - How - Why。Appleのような強いリーダーシップを持つブランドは、まずWhyを語ってからHowやWhatを語るという。
これは、心理学でなく脳科学で説明ができるという。
Whatの部分は合理や言語を司る大脳新皮質に対応し、HowとWhyは感情や信頼、忠誠心などを司る大脳辺縁系に対応する。
また、大脳辺縁系は人の行動を司るが、言語能力はないことがポイントである。
つまり、情報発信において重要なWhyは感情=大脳辺縁系に作用し、これは言語を扱わないため、その感情を論理的に言葉で説明することは不可能ということになる。
人を動かしたいとき、言葉を超えた手段を用いて、大脳辺縁系にコミットすることが重要と言える。
巨人の肩に乗る
原野さんは、「この世に、完全にオリジナルなんてものは、存在しない。」、「あらゆるアートは、ファンアートである」と語る。
これは、人が何かを作るとき、意識してなくとも他の物の影響を受けているということである。
アイザック・ニュートンは、友人に向けた手紙の一節に次のように記している。
「私が彼方を見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。」
巨人の肩の上にのる矮人ラテン語系の比喩表現であり、先人たちの積み上げた発見の上に新たな発見をすることを指す。
これは、ニュートンほどの偉大な発明をした天才ですら、先人たちの発見の上に自らの発見が存在していると認識していることを意味する。
好きが世界を動かす
感情が人を動かすことは前述の通りだが、中でも好きという感情が意思決定に大きな影響を与え、共感を通じて人々を連携させる。
そして、この好きというプログラムはビジネスに活用できる。
ブランディングとは、愛されることである。
Appleの成功は、多くの人から愛されたことにある。
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